すみわかる

アラフィフ主婦の興味のあることを吐露してます。たまに為になることも書く所存。読んだ人がほくそ笑んでくれることを願いつつブログを書いてます!

すごくモテる男の人の話

「飲み屋の女の子がね、勝手に彼の自宅に訪ねてきちゃうんだよ。」

 

とんでもなくモテる友人がいて、その人と連れ立って飲みに行くと、店の女の子をみんな彼にもっていかれてしまうんだ、と友人男性がぼやいてきた。二十代前半の話である。

 

そんな男、この世にいるかねぇ・・・と話半分に聴きながらも、そんな逸材ならば一度はこの目で拝んでみたいと思い、その友人にお願いして食事の席を設けてもらった。

 

当日、友人男性と噂の彼、そして三人の共通の友人女性と私の4人でテーブルを囲んだ。

 

男と女がそれぞれ横並びに座りテーブルを挟んで向かいあった。話し上手な友人男性が場をリードしながら食事会は始まった。

 

噂の彼はとても端正な顔立ちをしていて身長も高く175cmくらいあったと思う。トータルで見て確かにモテるか、モテないか、で言ったらモテる方だろうとは思った。

 

だけど友人が話すようなモテ逸話が生まれるほどかな?と割と疑り深く噂の彼を見ながら食事をしていた。

 

しかもこの噂の彼が、人の話にちょいちょい相槌は打つものの、基本的に自発的には話し出さない。

 

女性陣に質問もしないし(まぁ興味がなかったんでしょうな)、アイコンタクトも取らない。

 

ずっと、友人男性の一人喋りに、あーとか、うーとか言って、時たま笑っているだけなのだ。

 

こんなにつまらない感じなのに、本当にモテているのか・・・?!

 

聞いた話で膨らんでいた、「据え膳食わぬは男の恥」的なモテ男感と、いま実際目にしている並みのモテ男感が、どうも一致しない。

 

そうか、これはよく男性が言うところの「女の可愛いはあてにならない」ってやつの逆バージョンなのかもしれない、と何となく一人で納得する答えを見つけていた。

 

だけど、箸が進み皿の底があらわになっていくに従って、場の雰囲気も和やかになり、当初流れていた緊張感も薄らいでいった。

 

そうすると、その噂の彼とチラチラ視線が合うようになった。

 

あれ?なんか・・・、目が(彼の)トロンとしていて、すっごい色気!!

 

そして、彼全体にボワーっと薄い紗(しゃ)がかかっているように見え出した。隣の友人男性ははっきりくっきり見えるのに、彼だけがおぼろげだ。

 

一体これは何なのだろう。もう、こっちが勝手に照れちゃって目も合わせられない。

 

彼は先ほどから、ただ目の前に座っていて、ちっとも動いていないのに、彼から見えない何かがフワーッと広がっている。そしてそれにドンドンこちらが引き込まれてしまう。

 

彼自体は細身で全然肉感的でも何でも無いのに、時間が経てばたつほど色気という色気がだだ漏れになって、こちらに波及してくる。

 

も、もしかしてこれが、かの有名なフェロモンというもので、彼はその使い手なんじゃないだろうか・・・。

 

食事会の後半は、彼から発せられるこの謎のエネルギーの解析に夢中で、みんなと何を話ししたのか全然覚えていない(笑)。

 

だけど後日、彼の家にこそ押しかけなかったが(自宅を知らないし)、たわいもない用事を装って、電話は掛けてしまった・・・///。

 

そう私は彼を好きになりかけていたのでいたのであーる(笑)。